女子高生早見あかりが実在のラーメン店を食べ歩き
麺上げの湯切り音を蒐集してスマホにぶちこんでたり
まあキチ喰いレベルのラヲタの、
ラーメングラフィティ。早見あかりは謎帰国子女な
やんごとない趣きや、目を見張る肩幅と骨密度が
じつに麗しいのだけど、どうせあれなんだろう?
二郎や中本だろ?相容れないね。
と思いきや。

やおら「町田にある塩の名店に行きますの」とか
ぬかしよるから、おお!ここ少し前に訪問したばかりだ!
でも記事に上げなかったのは上げなかったなりのまあ…
なんて少し身を乗り出しかけたけど、窓越しにぼんやり
映る、失恋したクラスメートを慮ってか突然踵を返し
結局、中本だった。

でも早見あかりの、冷徹に任務を遂行するセクサロイドならぬ
麺ドロイド的な血の通わぬ鉄面皮が
中本「北極」を前に火照り、歪み、えづく。





何、この沸き上がる嗜虐の血。オレが
オレ自身がカプサイシン。おまえの
体内に潜入して五感を押したり引いたり
曲げたり伸ばしたり、また戻したり…
せめぎ合わせてやんの理性と野性。


泣けた泣けた先っちょが泣けた。