ましまろ | キャプテンニッポンのソウル温泉

キャプテンニッポンのソウル温泉

ウォンチュー,スリー,フォー,ファイブ,セックス,ヘブン!


もうねオレ、憧れてたなんてもんじゃ
なかったからね。マーシー。うん。
ホーリーバーバリアン名義の『カローラ』
聴いた日からオレは、マーシーのすべてを
呑み下し、マーシーのように吐き出したいと
願った。彼はまるでブライアン・ジョーンズや
シドやレノンの亡霊に憑かれたように
きらびやかだったし、ビートニクの詩人たちや
ヴァージニア・ウルフやら中也やら朔太郎やらが
オレたちの世代に届けきれなかった言霊を
たずさえてつかわされた、まるでイタコだった。
『夏のぬけがら』『HAPPY SONGS』は今も
下心や虚栄心を助手席に乗せずに、何処をも目指さない
真夜中や早朝ドライブの公式サウンドトラックだよ。



そのマーシーと
真城めぐみ。毎日かあさんかよ(笑)(笑)(笑)
と、20ヒッツ、ヒックスヴィルの中森氏。


まあ何ひとつ化学反応の期待できない三人が(笑)
その期待にある意味見事応えた無欲作、
『ガランとしてる』
中央線沿線に焦げついた人々の、中央線沿線愛が炸裂。
吉祥寺の街をただぶらぶらと徘徊する初老の男ふたりと
毎日かあさん、なV。オレは苦手だ。武蔵野アウェー。


りりィを聴きに行った夜のあの吐くほどの酩酊感と
腹が鈍い感じはまさにそれ。あそこらの、無欲でございな
オーラを身に纏いながらもしれっとすべてを手にしてる
住人の「ああ町田あたりの欲しがり屋さんだね( ´_ゝ`)」な
「べつにいてもかまわないけど(笑)」な余裕綽々さに
都度都度苛まれんだよね。被害妄想なんでしょうかねコレ。
生まれも育ちも井の頭線沿線なんで、昔はよく遊んだ街…
なんですがね。今は遠い。ここ十日ばかりますます遠い。


すっかり汚れつちまつた。