ラ・カルナヴァウ | キャプテンニッポンのソウル温泉

キャプテンニッポンのソウル温泉

ウォンチュー,スリー,フォー,ファイブ,セックス,ヘブン!


たぶんどこかにもう遺したはず。
不謹慎を承知で云うけどぶっちゃけ
オレが死んだら遺影にかける黒いリボン
忘れずに二重にしてくれ。ガチで。



肉。の字で。


シュハスコは肉料理で一番旨い。岩塩と直火の味しかしない。
ピッカーニャ(イチボ)という部位の、赤身のまわりはぐるりと
脂身で。しつこそう(-_-;)いえ全然。遠火の直火にじくじく
苛められた脂は、やがて自らの脂で脂をカラメリゼしだすの。
クレームブリュレの表面みたいに、ほの甘いサクサク感。
シュハスコの華はピッカーニャ。ピッカーニャ以外のまわりものは
ほぼいらない。「いいからピッカーニャ持ってこいってばよ
時に立ち上がって指を鳴らしたりもするんでね、妻や子は
戦々恐々で、ピッカーニャ来たところで「もっとこんがりなとこ
切れ。そうもう1枚。ほらもう1枚だよ。塊で置いてけよもう」
いやそれがブラの流儀なんだって!
といくら云い含めても聴く耳もたず、なんかウチの主人は
肉のフーリガンでほんとすみません泣みたいな
顔しやがるから、楽しかるべき休日の昼下がりは大抵は沈黙。


最終的には店の対角線上、いちばん遠い場所でサーブする
パサドールをアイコンタクトと片眉で呼びつけてこその


シュハスコの醍醐味。オレの知るブラさんらはおしなべて因業で
粗野で口さがない人ばかりだったからね。郷に入りては何とやら。