が若きソウルの反逆児を探して
疾走する。ジャケットを見ただけで泣きそうになる。
かの連合王国の不穏と混乱に乗じて、不安だけど
目指す先はひとつだぜって少年のこの顔。表情。
元ネタの写真があるんだね。

親愛なる紳士淑女、デキシーズだぜ。
アイリーンくらいは嗜まれたでしょ?
と貼ろうとしたらあの狂おしいPVがない。オリジナル音源もない。
世界の歌と著作権を取り巻く情勢は一体どうなっているのか!と。
はっきり損失だ。
僕はパンクやモッドの空気を深呼吸する道程で、デキシーズの
バスに乗った。その時に見せてもらったソウルの原風景が
結局今に至る。手痛い通過儀礼。スタックスやモータウンを
テゴマしたようなホーンはまるで高校のブラバンみたいに痛いし
「ええパンク好きっすよ、クラッシュ?もちろん」な若い衆に
これを聴かせると一様に困惑したような顔をされてしまう。
にっぽんのパンク的価値観、概念からはいちばん遠いのかも。
でもこれは糞カッコいい。これこそ反抗の詩。
ツーラールーラー、ツーラールーライアイ
ほら内ポケットにいつも。今も。デキシーズは鳴り止まない。