彷徨えるぶるうぢいんず | キャプテンニッポンのソウル温泉

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ウォンチュー,スリー,フォー,ファイブ,セックス,ヘブン!


オレの藍は誰よりも濃ゆいぜ



十年物サムライ19oz。


惚れ惚れ。でもまあゆうてもね「シビっすね」とか
褒めてくださるの男子ばかりでね。それも同病の。
藍憐れむ的な。女たちは少しもシビれてくださらないの。
ユニクロジーンズの時代ですよ。やさしくない。
財布にも家族にも。まあ地球には少しだけやさしい。
漂白剤蛍光剤界面活性剤ゼロの粉石鹸で洗ったり。
てめえ勝手に洗ってんじゃねえよ!
脱ぎ散らかしたソレに猫に粗相をされた時の半狂乱の
オレを見る、妻子と猫の、哀れみと蔑みと諦めの視線。
マニアってやつは万にひとつも百害あって一利なし。



にしたってこの。


ご神体を中心に放射状に刻まれたゲージツ的な紋様。
忘れないんだ。ドイツのワールドカップ直前の春だった。
だからもう十年。でこのミントなコンディションだぜ。
「キャプテンっていつも渋いインディゴをお召しなのね」



「そのステッチのほつれとか…」


「まるで流星群のようなタテ落ち…やだアタシったら」
そういうんじゃないの!そういうんじゃないんだから!
的なチャンスカード、一生に一度くらい
…二度三度くらい。神様。願ってやまないのです。



Please, please, please let me get what I want…


This isマニアの闇。心の。