桜はまあまあだったがね。桃はまだ全然だった。
あれ?ウメモモサクラの順番じゃなかったっけ?
いつも記憶が堂々巡る。
甲州路のサカリの桃の猛威ははんぱねえ。
上を走っても下を走っても桃の雲を突きぬくような
あの感じ。ピンクのもふもふに思考を奪われ
頬を撫でるなまあたたかい風は皮膚感覚を勝手に
ねじ曲げる。あそこらを旅する時はいつもそうあの感じ。
三寒四温とか花冷えとかそういうお天道さんの気まぐれ
みたいのないのか?あの地には。オレが運がいいだけ?
気象庁はもう関係がなく。
キヨシの、秋なのさ、は
嘘ばっかりの君にはもうまっぴらな僕には
とても身につまされる歌だからちょっと。
流石に、夏なのさ、は気が早いのさと
笑っていたのだけれど、あの国のパラレルな
気候はやはり、容赦なく空気を読むことなく
陽射しが痛い。今年初、冷房をつけました。