少年の詩 | キャプテンニッポンのソウル温泉

キャプテンニッポンのソウル温泉

ウォンチュー,スリー,フォー,ファイブ,セックス,ヘブン!


むづかしいかも知れないけれど
君の世界が
貝殻のように
固く閉ざされたと感じたとしても
君の未来ははちきれそうに育ってる
こらえきれず
怒りの涙が頬をつたう時は
鼻で笑ってやるのさ



'When You're Young'


明日ルイが卒業します。とりたてて輝かしくも
華々しくもはかばかしくもなかった6年間だったけど
オレたちはまるで、うだつのあがらぬチンピラと
その舎弟のようによくつるみよく遊び、肩で風切って
どこまでも旅した。遊ぶったって湯か、ハマのソープ街の
汚ねえ飯屋とか、足の指がちぎれそうに冷たい苗場の
川遊びとか、極悪なスカバンドの紫煙とアルコール臭が
充満した最低に教育上よろしくない
楽屋裏とかだ。たいそう気を遣っていただいて申し訳ない。
TDLやジブリの森はママと行きゃいい。
最高の上の上を見せてやる。と云って最低の底の底を
連れ回した。長い長い夏休みの断末魔を見るよう。


父、辛い。でもお前には長く寝苦しい
サマー・オブ・ラブ、そして連綿とつづく
ジ・エンド・オブ・ラブのお出ましだ。


愚息にあらせられましては益々の…グッドラック。