『夜のゲーム』2回戦 | キャプテンニッポンのソウル温泉
語れてない。この映画の強烈な磁場。
半島のATG、と呼んでいいかコレ。
全然そんなシーンじゃないんですよ。
にもかかわらず。
むせかえるほどの高温多湿。とカルキ臭。
伝えきれないときの、いつもの三段ロケット。
たまらなく陰鬱な物語だけれども、帰ろうとすると
タイミングが見当たらない。出口が見つからない。
帰る道さえもうわからない。とりとめのない夢。
醒めない夢。夢から醒めてもまだ夢の中、のループ。
この絶体絶命な心細さ、伝われ。映画とはそれだ。
ひさびさの、身の置き場のないほどの超現実。うひ。

