そういう目線でもう一度。いや
二度観る映画じゃなかったね。
古谷実原作の重厚さ、崇高さ。
園子温は好きだけど、やっぱりこれは呑み下せない。
住田はソメショーではないし、茶沢さんもちがう。
でも折角だから。
語るべき映画と語る価値のない映画があり、その間に
糞詰まる葛藤とか憤懣とかは、こうして切り出して
並べてやることで成仏するの。誉めてないクサしてばかり。
とよく云われるがとんでもねえ。ここにこう綴る衝動を
くれた時点でどれも大傑作だよ。神々しい画を恵んでくれる
作品はそれだけで名画だ。全世界に知らしめなきゃだよ。
耽美派だからね、そこに美あるかぎり耽るのだ。