原題:『화려한휴가』〈華麗なる休暇〉
史実はともかく、ここまでウェットな描写で
人間ドラマをぶっこまれるときっついです。
この前も、光州事変を題材にした映画を
観て、血が騒ぐと云ったら不謹慎なんだろうけど
鼓動が高鳴るのを禁じ得なかったのだけれど僕は。
人生の半分ぐらい、『マイ・バック・ページ』の
断片を拾い歩いてるのも、同じ動機ですたぶん。
平和な街、のほほんと暮らす市民たちが戒厳令に
巻き込まれてく、ノンポリの小市民や高校生らが
ノリや行きがかりで左傾化していく物語前半は
重厚で白眉。
海猿的、貴様とオレとはパルチザンのバディーだぜ!
的な、後半はひたすら暑苦しく堪え難かったです。って
海猿観てないか(笑)オレは嵐が来りゃあ真っ先に頭隠して
ケツまくりますから。そのくせばんばか足踏み鳴らして
よく吠える烏合の衆、ただのお調子者。世が世だったならば
真っ先に撃ち殺された。警棒で殴殺されてた。確実に。
ただオレが半島的と書いたあの風景が。
あながちそう遠くもない。オレの前世は半島の
革命戦士。のお腹で、悪玉菌と勇猛果敢に戦った
ビフィズス菌。よく頑張った
