オンナ目線の、憎めないけど憎い男の話
えへへと僕は作り笑いするしかないが
麻生久美子とか尾野真千子とか成海璃子とか
ちょっと覚えきれないくらいの、物憂げな
ええ塩梅の女たちがいれかわりたちかわるが
阿川佐和子が成層圏だわ。
このひとのかわらぬ、噛むと弾けるような
葡萄のように、緊密なジューシーさは何なのだ?
僕は謙虚だ。こんな風に映画を観て、紅茶を
啜りながら、映画やディオンヌ・ワーウィックを
浅く広く、淀みなく語りたい。そして願わくは
一緒にキッチンに並んでカレーを作りたい。
天地神明に誓ってそれだけだったのにな。
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