人間の証明 | キャプテンニッポンのソウル温泉

キャプテンニッポンのソウル温泉

ウォンチュー,スリー,フォー,ファイブ,セックス,ヘブン!


スタイリッシュ。重厚でゴージャス、かつ
ソリッドなクライムストーリーでこれが
1977年の日本を席巻した超弩級の娯楽作だとは
到底信じ難い。映画が後退したんじゃない。



オレの脳が勝手に退化したんだな。


鶴田浩二や松田優作、真に偉大なる夏八木勲に
ハナ肇とか世界のミフネ。いくら金かかってんだよ?
『コンバット!』のリック・ジェイソンとかもう無駄な
大風呂敷を広げてる一方でさ、ジョー山中なんて
濃厚で塩分過多なソウルシンガーをお茶の間レベルへと
担ぎ上げた。おまけに全編を貫く大野雄二のスコア。



ソウルフル。まるで『ジャッキー・ブラウン』みたいだ。


小学生の頃、ヤバい絶対に乗り遅れてはならないと
精一杯の力でこれにしがみついた。必死だよな。
西条八十。ストウハ。キスミー。いちいちが難解だが
思考が火照るのが心地よかった。わかんない、では
済まないんだろうな、って焦燥感も。大人になるって
感受性がより豊かになるわけではないんだなくっそ。



ああ范文雀はいいなとか。また。


茉莉子さん。


八田さん。


絶対あの日のオレのほうがわかってた。





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