フットボールかくあれかし | キャプテンニッポンのソウル温泉

キャプテンニッポンのソウル温泉

ウォンチュー,スリー,フォー,ファイブ,セックス,ヘブン!


2010年の南アフリカ大会で、オズ、こと
エジルに恋した僕は、迷うことなく
オズの在籍したヴェルダー・ブレーメンの
緑のシャツを着た。誇らしげにそれは勇ましく。
けれど理解できるドイツ語は、クラフトワークと
ネーナとスコーピオンズぐらいだった僕はこの
胸に刻まれた文言の意味を知る由もなし。



「今日の銀行かくあれかし」


スポンサーであるシティバンクの、スポンサー名が
どこにも入らない、それはそれは勇ましい詔だ。
なんて洒落た。それこそ、今日のゼッケンスポンサー
かくあれかし、だ。最高にお気に入りの一枚だよ。


さて祭の季節は去った。ナショナルチームってのは
オールスターでも、頭抜けた個の力とその下僕たちでも
ない、と証明したドイツの歓喜と、狩られに狩られた
落人たちの啜り泣きと、まだ痛みに殉ずることすら許されぬ
乳呑み子の、モロー反射のような薄ら笑いがそこらへんを
吹き荒れてる。こういう夏の午後の整理のつかない感情。


息もつけない息苦しさ、たまんないな。




Android携帯からの投稿