最近多いでしょう。かばねを背負わず
名前のみ芸名の人。だから穂花って。
その一角かと。ええぶいさんだった。我知。
温故知新。台風が来ると。
疼く。
キャントヘルプハーセルフ。
火照る昂るどうかなる寡婦の葬儀屋。
やもめのよかおごじょ。イージードゥ。
「知っちょっと思うけど…」
亀井亨は肌に合う。終始叩きつける雨音に
掻き消される薩摩弁は、南仏かシチリアあたり
まあベツレヘムやバグダッドでもいいけれど
GPS機能を緩やかに奪い、帰巣本能を狂わせる。
ありもしない郷愁に頭と身体を乗っ取られる。
望まなくとも見果てぬ座標に易々飛ばされる。
『パリ、テキサス』なサム・シェパード臭。
襞にくる。亀井亨の唱えるバシルーラの呪文。
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