1980年のリップ・ヴァン・ウィンクル | キャプテンニッポンのソウル温泉

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ウォンチュー,スリー,フォー,ファイブ,セックス,ヘブン!


追体験で松田優作を闇雲にありがたがる
世代でもないんでね、そこはひとつ。



小林麻美はいい。


根岸季衣だってじつに捨てがたい。



『野獣死すべし』
念の為、これは限られた好き者に向けて作られた
映画じゃないんでね。角川だし、あらかじめヒットが
約束され実際にヒットもした。オレはたぶん母親と
これを映画館に観に行った。TVでも何度も何度も観た。
そのたび突き放される。国民的娯楽大作のくせして。


くどくど説明はしない。ぼそぼそと置き去りにする。
やがて女たちも警察も置き去りにされ鹿賀丈史も
置き去りにされ、きけば原作者も置き去りだったって。


オレが松田優作を云々したがらないのは、妻がね
ユーサクファンなんですよ、どうにも器のちっぽけな
男でね…とネタみたいに周囲に公言してるのだけど
これの松田優作がフラッシュバックするせいだと思う。
オレはこれが理解できるほど資質十分な子供じゃあ。



なかった。


映画的にMになった。



それにつけても小林麻美は惜しい。











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