こんなのはまるでなかったことに
なっていた。そうしたかった。
記憶にはTVのほう、石田ゆり子なんかが
ひらひら、と。でも彼女ではなかった。
彼女と南果歩ではラベルがちがう。
仁成憎し、謙憎し、の負のクサクサから
逃れるように、もおいいやと君を遠ざけていた。
画像検索でタガが緩む。音を立てて外れる。
頑なだったソレが涙の濁流に流されて遠ざかる。
忘れてたはずの面影に胸の真ん中らがサカる。
こんな夕暮れのソウルミュージック。
ああそうだった。君の鈴が転がるような声が
とても好きだった。くっそ。うん。あの声。
昼のお星はめにみえぬ。
あの声をワンスモア。トワエモア。
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