尊師こと整体の師なべちゃんが
これを喰らうがよい、と。
師はオレのカラダの闇をこともなげに
言い当て、取り去ってくれる
ベホイマーな賢者であるが、その一方で
塩分なんてとりたいだけとりゃいい、
とかブラックサバス好きだったりとか。
案外俗なことを仰る。師、宣うて曰く。
『なまらうまいっしょ』が店名だ。正直そんな
直前まで赤城へクィックターンしようかと企んでた
くらい。ばってんこれが、実になまらなまらしい。
ガラス張りのカウンターの向こう側、炭火に風を
ドライヤーで風を送りながら、噴き上がる
火柱で豚ロースを一気に焼き上げる、直火も直火な。
ああ、この絵はどこかで見たような。
うん。よんきび。さん家の、庭先の七輪BBQは
きっとこんな。あの外房スローライフの
制御不能な香ばしさはたぶん。十勝の豚丼って。
丼屋でさ、バラ肉が六百いくらでロース八百いくら。
勇気だと思う。牛丼一杯が、ウシがだよ?
二百何十円の世界は狂ってる。あの血で血を洗う
ラットレースには目もくれず、さあ行こうぜ。
肉質と炭と手間は惜しみなく。また町田に、守って
やらなきゃいけない店が。この火を絶やしてはならぬ。
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