波打ち際の秘密社交場へようこそ | キャプテンニッポンのソウル温泉

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 last friday night 熱い砂の上で降られて summer rain
 last friday night 濡れた髪に触れて love affair
 もう一度だけその気にさせて 銀色の雨 呼び覚まして



Hitomitoi 'Last Friday Night Summer Rain'


思考も記憶も奪うよな湿度に一十三十一が追いついた。
待ちに待ったよ。夏の風物詩と化したグループとか
達郎でさえ、バカンシーなパブリックイメージで語られる
曲は聴かないくせに。1.13.11はオレの体温や心拍数を。



煽る煽る。青る。蒼る。


今夏の'Surfbank Social Club'と昨夏の'City Dive'。
この2枚であと何十回かの夏は俄然胸が逸る。


ヒトミトイは、シティポップが重罪人たちの束の間の
陽の光、恵みの雨、なけなしの免罪符みたいなもん、って
ことを唄って訊かせてくれる、現存する数少ない歌手だ。


ほどほど愛らしく、ほどほど下世話で生々しい。
衝動や慟哭があけすけなぶん痛みはさらに痛く。


切なさは急加速で切ない。セルアウトしきらないのが
トイジョイの孤高が孤高たるゆえん、とも思うが
もうちょっと市民権を得てもいいじゃん。読みにくい名。
揺らぎに揺らぐビジュアル。ほんの少しもどかしいや。



世界中の恋するアクセルに一十三十一の標準装備を。


ドライバーとナビゲーターの、夜へとつづく湾岸線に
轟く。秘密めいた暗号。ほころびかけたアリバイ工作。











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