秘密で愛し
さよならを言う理由もなく
ただの友達の二人は
「このままきっと歳をとるんだね」と
微笑んで夜の街を楽しんでいる
人込みの中は
見失わない様に潜り抜けて
時折触れ合う腕には自然な思いやりが
行き交っている
少しだけ嬉しくて
少しだけ...
愛はそうこんな形が素敵
あたたかいから 愛おしいから
優し過ぎるけど...
愛はもうこんな形でいいと
静かに二人 知っている二人
切ないほどに
心を告げない愛なんて
ずっと小さな事件
吉田美奈子 『少しだけ…』
抜き身のソウル。喉のずっと奥をさらけて
「さあもっておゆき」と少しなげやりに。
彼女はボニー・パーカーなんじゃないか。
フランシス・ファーマーなんじゃないか。
つよがりの孤高。やさぐれたロイヤルハイネス。
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