味覚と知覚の巣 | キャプテンニッポンのソウル温泉

キャプテンニッポンのソウル温泉

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今月二度めの山梨だ。っても
相模原の最果てから
ちょいタイトめな山を分け入り。


県境を指先で浅く侵犯した程度。
藤野『東尾垂の湯』の濃厚な単純泉と
たぶんもう死ぬまでこれを超える
支那そばなんて出会えないんだろな。



上野原・桂山。チャーシューワンタンメン。


オレは全身全霊、五体投地でこれが旨い。
でもたぶん万人の最大公約数的な
ベストバランスじゃない。家系や、流行りの
和風らあめんをありがたがる向きには
まるで理解されないかもしれない大陸系の。


曰く云いがたい、何に由来するのか不明な
エキゾチカが薫る、ザッツ支那そばクラシコ。


苦み。これも蓮沼インディアンのカレーも
横浜中華街・徳記の豚脚煮込も、謎苦い。
あれもだ。野毛キムラのデミグラス。
たぶんゼラチンに、丹念に火入れしていった
結果、あの甘香ばしい苦みをもたらすんだ。


でも方程式がわからない。大和民族の血には
ないはず。フランス人と中国人と。えらばれし
わずかの日本人はいつどこで出会ったのか。
苦みに関する協定の密約を交わしたのは誰と。


誰と誰だ?











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