きみの髪は短すぎるし
ぼくの嘘は白すぎる
それにぼくらはちょっと
喋りつかれただけさ
大瀧詠一 『指切り』
ゆうべふざけすぎたせいで
寝過ごして風呂に行きそびれた。
ほんとうは赤城に行って
ポークソテーを食べたかったけど
胃がヤダヤダする。そらそうか。
ここずっとアレにとり憑かれたせいで
昼飯は生存や「おいしいね」の意義をはるかに
越えて、一発一発の打ち上げかたが豪快。
フルスイングすぎ。そらぐるっとまわってケツから
ドンだ。湯だってそう。もう近場の銭湯じゃ。
何も仕上がんないや、と家風呂に浸かる。
湯も飯も、向こう側へ這い出る用の
抜け穴だ。非日常にたゆたい非日常を喰らい
非日常と放蕩に耽る、小原庄助的ジャンキーだ。
酒ものまず早寝早起きで金もない、そこそこ
勤勉な小市民のくせにそんな逃れたいもの。
あるのか。ある。
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