今思えば、多感な十代終わりに
奇妙な音楽を覚えて、やれモッズだ
パンクスだのに憧れてたのなんて。
可愛いもんだった。全然セーフだった。
でもまわりの、そうゆう自分と同じ
斜に構えた大馬鹿どもは、判で押したように
これ聴いて、一斉に境界線を越えてった。
所謂ポイント・オブ・ノーリターン。
ノータリンの(笑)。片道切符。'This are Two Tone'
こんなワイルドな、キナ臭い音楽聴いたこと
なかった。レゲエは喰えなかったが、この
性急なビートには興奮と衝動を抑えきれなかった。
2TONEレーベル。スペシャルズの、
ジェリー・ダマーズの夢見た、白と黒の
人種の壁を越えた理想郷。レゲエや
オリジナル・スカの、ジャマイカの反抗音楽を
シンボルに据えつつ、パンクの追い風に乗り
斬新かつ、自由で野心的な一大文化を築いた。
イングランド、コヴェントリーの。
ソウルミュージックと呼んでもいい。
初期のスタックスにも通ずる、このタブーなき
無敵のカッコよさはどうよ?ローファーや
ポークパイハットのキメ方は、半分はウエラァ、
ポール・ウエラーに。もう半分はスペシャルズから
教わった。翌朝バイトに行けないくらい踊れ。
ジェリー・ダマーズのハモンドに見事に唆された。
今聴いても風化ゼロ。小4のルイはもう夢中。
そんぐらいワイルドで本能に訴えるってことか。
コイツももう戻れないな。アウトだな(`∀´)
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