愛を失った オレはただの木偶の坊
愛されなければ 血も通わない
愛がなかったら なすすべもなく
愛なき死の訪れを ただ待ってるだけ
愛がなけりゃあ オレはまるで島
寄るべなく 愛なき絶望の海を漂う
ああ 愛さえありゃあね オレはもう
日に日にくたばってくってのに
Nick Lowe 'Without Love'
生涯最高ライヴのひとつ。1987年コステロの
'King Of America'ツアーの来日公演はとてもとても
忘れがたい。ジェームズ・バートン、ジェリー・シェフ
ジム・ケルトナー、オースティン・デローン。まさに。
The Confederates=南軍同盟、の名に相応しい
コステロの米国への憧れを余すことなくぶちまけた
きらびやかな面々。くわえて前座がニック・ロウ。
コステロのバックでも、ずっとギターを弾き
自身の名曲'(What's So Funny 'Bout)Peace,Love &
Understanding'ではデュエットをキメてみせた。
本当に天にも昇るような気分だった。だって
あのジェームズ・バートンが'Sally Sue Brown'で
稲妻のようなリックを繰り出すんだ。目の前で。
ニック・ロウは枯れちゃいなかった。渋いは
渋いが、筑紫哲也ばりのワイルドな前髪のひさしは
いまだ現役、絶倫のトリックスターを匂わせてた。
みんな、もっとニック・ロウをありがたがれば
いいのに。パブロック村の気のいい長老では。
あまりに勿体ない。マッカとかクラプトンぐらいさ
崇め奉っても罰は当たらない。そんぐらいオレには神。
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