僕とミセス・ジョーンズ
無邪気な だけど少し厄介な
誰も知らない共犯関係
6時半 いつものカフェで
手を握り 計画をあれこれ
ジュークボックスから
ふたりのお気に入りの歌
ミセス・ジョーンズと僕
ダリル・ホールも。鈴木雅之もか。
ギャンブル&ハフは仄めかし唆す。「結局
0kcalのもんってカラダに悪いでしょ?」
さあ第三話だ。『岸辺のアルバム』。
来るべき逢瀬。渋谷区桜丘。喫茶フィリッポへ。
懐かしいここらへん。東急プラザから歩道橋。
246を渡って。あの街の彼岸へ。
少しドブ臭い、青春の街の暗い暗い袋小路。
どこの街にもこんな隠微なエアポケットみたいな
ダーク・エンド・オブ・ストリートが存在した。
ドアを開けたら。
さあ甘く苦い冒険のはじまりだよ。
「則子は布の帽子を手に入れた」
リセットボタンはご自由に。
この稿を、ギャンブル&ハフ、そして
チップス・モーマンとダン・ペンに捧ぐ。
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