八百比丘尼。はっぴゃくびくに。
まったく手塚治虫の描く、女たちの
不可侵の孤高さ? やんなるくらい。
『火の鳥 異形編』
人魚の肉を食べて不老不死に、と云う
伝承は語られないが、比丘尼を殺めた左近介が
また比丘尼となり、ふたたび現れる左近介に。
因果応報の無間地獄。中学の時、勉強に
行くと云って、羽根木公園の図書館で貪るように
読んだ。その時も今も。一番に心を寄せずに。
いられないのは比丘尼と。『望郷編』の
ロミだよ。ロミもまたコールドスリープによって
無限の時を生きる。ラストの宇宙飛行士、牧村との
切ない恋の結末には泣いた。トイレで声を殺して。
天女、でしょ。
オレも左近介や牧村のように、地獄を
さまようことになっても。天女の、羽衣の
秘密を暴きたい。そう思った。あの時も。
今も。まるで謹慎してませんね。
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