stay with me…真夜中のドアをたたき
帰らないでと泣いたあの季節が 今 目の前
stay with me…口ぐせを言いながら
二人の瞬間を抱いてまだ忘れず 暖めてた
stay with me…真夜中のドアをたたき
心に穴があいたあの季節が 今 目の前
松原みき 『真夜中のドア』
これもきっと。そう思い聴き返してみたら
全然歌謡曲だった。でもこの歌の、普遍をつらぬく
氷の刃のような切なさは。一体どうしたものか。
もう何年も前に亡くなられていて、思春期に
遥かに年上だと思っていた彼女を、いつの間にか
抜き去ってた。齧りついて聴いてたわけじゃないが
感受性の、どこか片隅にじわりくすぶっている。
光や匂いの記憶とともに。
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