「ヴォイテク伍長を知ってる?」
全然知りません。「ポーランドの英雄なの」
あの国については何ひとつ知りません。
「ポーランド軍で弾薬を運んだクマさん…」
ああ大体わかった。似てるのでしょう?オレに。
「そうなの。キャプテンに。荷を運ぶ姿が」
否めない('Θ')
仕事の話は気がすすまないが、大体重荷を
右から左へ。上へ下へ。世が世ならヴォイテクの
ように、モンテ・カッシーノの戦いで身を挺し。
弾薬箱をせっせと。重荷はすでにカラダの
一部だ。アタマのなかだって。こぼれるほどの
欲望やら好奇心やら妄想やら小さな祈りでさ。
へし折れそうだけど。でも大丈夫。クマごときに
負けるわけには。ヴォイテクは退役後、武功を讃えられ
中隊の紋章にまでなったそうだ。へえ。よかったね。
ますます否めない(TΘT)
ヴォイテクは戦後、1963年にエジンバラで。や。
ヴォイテクはここにいるよ。オレのなかに。
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