松本隆の話なら松田聖子だ。
GAMEならルールきめましょ
傷ついても傷つけても うらみっこなしよ
ピンクのモーツァルト ねえ感じてる?
神秘なさざ波のシンフォニー
ピンクのモーツァルト ねえもうじきね
ビッグ・ウェーヴが砕けたら
華やかな九月
『ピンクのモーツァルト』
きつい。作曲は細野晴臣で、編曲は
細野氏と松任谷正隆。当時はああ松田聖子だ
としか。今聴くと。抑揚を欠いたスワヒリ語の
文法講座のよう。紐解くきっかけすらがない。
村の長老、エロ事師たちが村一番の巫女に
よってたかっていやらしい装束を仕立てあげた。
巫女はこともなげにそれを纏い、それはやがて
村のスタンダードとなったと。ならまだしも。
サブリミナルみたいな歌詞。聴くものの官能を
呼び覚まさないメロディ。ほかの曲にしたってそう。
解けない因数分解。あの巌窟王たちのたくらみが。
結局さ、声のシャーマニズムってこと?
でも愛だの恋だの、性についてだっていくら
言葉を尽くしても語り尽くせるわけがない。ならばさ
淡々とシュールにぶちまけてみる?彼女ならそれも。
そんな密談、あったかなかったか。
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