忘れものは もうありませんねと
機関車は走るのです
君はいつでも僕の影を
踏みながら
先へ先へと走るのです
目がつぶれ
耳も聞こえなくなって
それに手まで縛られても
乗り遅れまいと 急ぎすぎた僕は
もう止まらない レールの上
藍色した嘘の煙を
はきながら
僕は君を愛しているんだ
目がつぶれ
耳も聞こえなくなって
それに手まで縛られても
小坂忠 『機関車』
この歌が効きすぎたみたいだ。鈴木茂の
スライドギターが痛い。思いきりこみあげて
きちゃったが、白昼ルイの前で嗚咽するわけには
いかない。必死でこらえて少し道化てみせた。
ペットボトルを頭にのせて。ふざけた踊りを。
何かを隠すときの僕の習性だ。なぜだか。
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