尽くせるか筆舌に。こんな
ライヴは体験したことがない。
ストーン・ローゼズは大好きなバンドだ。
でも演奏は粗いし。イアン・ブラウンの歌に至っては
正直何の期待もしていなかった。ただそこに君臨して
くれれば、僕らはただただそれを有り難がる。
ローゼズに限らず、フェスのヘッドライナー
なんてそんなもん。しかも今回は再結成じゃん?
ところが。イアンジョンマニレニ。あの4人。
だいたいイアンの声は苗場山を鎮圧した。威風堂々。
すべての音の粒子が語りかける。ホウとかフゥとか。
僕らは奇声をあげたり、手をかざしたり
そんな盛り上がったふりの予定調和はいらなかった。
拍手すら忘れてしまいそうな。すべての楽器たちは歌い
クリアにこちらに届いた。僕らはただその美しさに身を
まかせていればよかった。真の君臨、だね(笑)
とにかくこんなのは初めてだ。少し涙腺が
緩みかけた。けど涙はさっき、オーシャン・カラー・
シーンの'The Circle'で搾り取られたよ(笑)アイツら。
歓喜しかない。此処には。音楽のあるべき姿。
ビートルズ以来じゃないのか。こんなの。
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