きのうの朝、ケージに入れられ
聞いたこともない野太い雄叫びを
最後まであげていたのはオグだ。
ナ゛──ナ゛──。まるでサイレン。
まあ人一倍神経過敏なのは存じ上げてる。
存じ上げまくってるけど。へえ。だったらさ
いつものあの切なげに、空を切る健気な
ヒャッ…ヒャッ…アンアンアーンは?
アレがそうですか。スカンジナビア流の
高等籠絡術でしたか(ノ_-。)さすが解放の国から。
うまいなあ。でもはやくも恋しいよオグっち。
オマエの、無理無理に抱き寄せたときの
やわやわでモワモワな感触と、セルロイドの下敷き
みたいな体温を感じない、ヒンヤリした匂いがさ。
もう恋しい。なんか胸のここが息苦しい。
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