松本隆の四次元 | キャプテンニッポンのソウル温泉

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ウォンチュー,スリー,フォー,ファイブ,セックス,ヘブン!

阿久悠と来れば、松本隆。
なんだがね。これがむづかしい。

はっぴいえんどは、ビートルズ的な
イディオムに頑なに背を向けてるところが
窮屈だし。氏のライフワークとも云える
松田聖子には毛ほどの関心もなかった。

ハートのイヤリングや、天国のキッスに
何を想えば。極私的な、松本隆の情景はこれだ。




茜色の朝焼け雲 ひとつ千切れて
ほころんだ空に 夢が紡がれる
ほっぺたの紅を 溶かしながら
きみは眠っている とても気持よさそう

まぶしい光のなかから のぞきこんでいるのは
それはぼくじゃないよ それはただの風さ

ぼくはきみの胸のなかに 顔をうずめて
朝の物音に 耳をすましてる

うす紫の湯気がゆれる コーヒーポットに
つぶやき声が かすかに かすかに
きみの髪がゆっくりと 翻ったら
ぼくは林檎の においでいっぱいさ

まぶしい光のなかから のぞきこんでいるのは
それはぼくじゃないよ それはただの風さ

風あかりできみは お化粧 忙しそう
ぼくもついでに 欠伸をひとつ Woo…




『それはぼくぢゃないよ』


色と感触。温度と匂いとが。まるでその場に
迷い込んぢゃったみたいだ。あのひとたちに3Dは
不要だ。オレにも。アナタにも。オレたちの…

眼前にはウーウィーなリアルが果てしない。







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