Far Eastern Soul | キャプテンニッポンのソウル温泉

キャプテンニッポンのソウル温泉

ウォンチュー,スリー,フォー,ファイブ,セックス,ヘブン!

赤いキャンディ包んでくれたのは
古いNewspaper
白いペンキ何度も塗りかえす
夏の風の中で…
今頃故郷のテネシーあたり
刈り入れ時さとカタコト交りで
バルコニーから覗くあんたは
ブロンドさえも色褪せていた

派手な化粧 振り撒くオー・デ・コロン
自慢の胸のペンダント
俺の髪を撫でまわしながら
開けてみせた写真

もう一度船に乗る夢ばかり
風邪をひいた日にうわ言のように
好きなブルースかけてた夜は
きまって夜明けにすすり泣いてた

After midnight
哀しみは永遠の眠りについたかい…
After midnight
哀しみは海を渡って行ったかい…

沖を通る貨物船ながめ
テネシーワルツ歌おう
上手いもんさ あんたに教わった
ちょっとイカシタステップ

ほめてくれよしゃがれた声で
芝生の下で眠っていずに
ほめてくれよ Blue eyes細めて
芝生の下で眠っていずに



柳ジョージ 『青い瞳のステラ、1962年夏…』


フランスW杯アジア最終予選。アウェー韓国戦。
'Let's go to France together'韓国サポーターの掲げた
上から目線の横断幕に激しく苛立っていた僕の血を。

鎮めたのはヤナジョの君が代斉唱と。名波と呂比須の
鮮やかなゴールだった。黒いタキシードでマイクに立った
ヤナジョは厳かにソウルフルだった。心洗う神々しさ。


忘れようったって忘れられない、戦地での
まるでプリーチングのようなヤナジョの国歌斉唱。
血を鎮めよ拳をおさめよ憎しみを戒めよ、と。

『ステラ』は大好きで今でも風呂で口ずさむ。
今じゃこの歌も、芝生の下の黒いヒゲのヤナジョに
捧ぐ歌だ。たまにはオレのことも、ほめてくれよ。


I proudly presentこれは日本のソウルだ。








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