HITORI | キャプテンニッポンのソウル温泉

キャプテンニッポンのソウル温泉

ウォンチュー,スリー,フォー,ファイブ,セックス,ヘブン!

寄り添う影が溶けたらそれで
心を継ぎ合えたらそれで

もう決して離れないから 僕は…



南アルプス街道を下って、富士川沿いを
南下。そこから富士宮を目指すのにナビが指し示す
ルートはまるでジャングルだ。ほかにイージーな道は
ありそうな、いや絶対ある。頼むよナビ(ノ_-。)

いっぱいいっぱいの道幅に木々が生い茂り
連続するアップ&ダウンと、カーブミラーのない
急カーブ。くっそ。ハイビームとクラクション連打だ。
さっき渡ったはずの富士川を。またか。何度も渡らせる。
気高き衛星のお導きに、県境を迷走する哀れなオイラ。


これじゃまるで。密入国だ(#@益@)q

今日こそは従うまい。そう決めていても
湯あたりと眠気と、もって生まれた従順さ、とで
暗い密林ルートへと迷いこむ。たぶん20㎞近く。

1時間以上も、カーステもオフにして
対向車が来ないのを祈りながら手探りでアクセルを
踏む。もし一台も、対向車が現れなかったら。明日の
オレ最強運勢。おし。…ばんばん来るし(´-ω-`)


それでも暗闇を脱出して、濃い群青色の富士と
箱庭のような街並みが広がる瞬間の、解放感と虚脱感は
捨てがたい。I made it! これが旅だよキャプテンヾ( `▽)ゞ




富士宮をあとにして、西富士道路から新東名。
帰路へと離陸する発射台のような、ナビにない道で
聴いた達郎の『FUTARI』はたまらなかった。午後の
銀面のような海を見て、ほんの少しだけ泣いた。


モォ…ケシテ…ハァナレ・ナ・イカラ・ボクワァ…


達郎と、美奈子のスワンソングかな?これは。








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