マッカートニーの殺意 | キャプテンニッポンのソウル温泉

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ウォンチュー,スリー,フォー,ファイブ,セックス,ヘブン!

ビートルズが嫌いだったのは
ガツンと脳天を貫き、肉体を蹂躙せしめ
腰が悲鳴をあげるほど踊らせてくれるナンバーが
ないから。唯一この曲を除いては。'Taxman'。

ヒップなジョージによる
ヒップなナンバーであるが、この曲には
マッカートニーのただならぬ殺意が渦巻いている。



不穏なカウントから
マッカのマグナム弾のような重低音が腰を
狙い撃つ。歌うベース、と評されたタッチがここでは
牙を剥く。If you drive a car~のくだりでは、もはや
人間技とは思えない狂気の運指。脳が弾かれる。

本気で人を殺めようと
してるとしか。ベースだけじゃない。猛り狂う
ギターソロもマッカ。ダンスナンバーで人が殺せるか?
この日のアビーロードは殺意を育むアジトだったんじゃ?


何故、彼らがステージを
降りたか。答出た。生で浴びせたら死人が
出るほどの殺傷力をこの曲で手に入れてしまったから。
アルバム『リボルバー』は死の臭いが鼻をつく。


愛こそがすべてではなかった。






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