泣くなよルーディ | キャプテンニッポンのソウル温泉

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や、パンクってのは
フロアでぐるぐる回りながら飛び跳ねたり
人様の頭のうえをゴロゴロ転がってくやつじゃ
ないんだ。そんな傍若無人なもんじゃ。

例えばさクラッシュの
'Gates Of The West'。べつに'Train In Vain'でも
'I'm Not Down'でもいいんだ。聴いてみて欲しい。
ミック・ジョーンズが少し調子外れな声で描く歌たち。




なんか苦しくないか。
胸のこのへんが切なさに押し潰されそうな
感覚に襲われないか。悲しいわけでも恋に破れた
わけでもないのに、甘酸っぱい感情がこみあげてきて
声をあげて泣き出したくはならないか。その正体がパンク。


このカタルシスは他の
例えばビートルズや、オーティス・レディング
マリーナ・ショウやボズで泣けるのとはまるで違う。

オマエの隣に立ち、オマエの
すべてを分かち合ってやる。さあ曝けてみろよ。
全部受けとめてやる。痛みを消せはしない。だけど
オレが分かってやる。だからどうした?それでもだよ。

そんな友人や同僚はいない。
家族や恋人も。結局孤独だぜ、とぼやく夜は
いつだってジョーンジーが歌いだす。世の中は
馬鹿ばっかだ、と苛つく日は、そうだよオレもオマエも
大馬鹿じゃないかと。




知らない知りたくもないなら、それはそれでシアワセ。





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