湯の師より社内メールが。
かつての上司で、スーさんに当たる。
草津の湯長に等しきやんごとなきお方で
本当はマスター・ヨーダとお呼びしたいが
あそこまで枯れてはないのでオビと。
オビワン・ケノービと。
まあ、結局自慢と(笑)
オレは雪だろうと行きたい湯へ参るが
オマエはどうだ?何年か前まではボロ軽に
スタッドレス履いて、豪雪の山形や南アルプスの
秘境までかっ飛んでいたじゃないか?それなのに今は
どうだ?日和ったんじゃないか、オマエ。
…と云う叱咤、いや挑発だ。
よりによって福島白河の山奥、甲子温泉の
大黒屋は、今まで訪れた湯のなかでも屈指の
泉質・湯屋・ロケーションで、気を失いそうに
なるほどの名湯だ。痛いところを(-_-;)
最後に訪れたのは
昨年の夏。台風一過で、旅館のまわりの
地面は山吹色のヤママユガで埋め尽くされていた。
蛾の大量発生。軽く気を失いそうになる。震災後の
泉質や湯温の変化が気にはなっていたが、川面に建つ
湯屋の神々しい岩盤からは、コンコンと甘く石膏の薫る
湯がかわらずに湧き出ていた。
温からず熱からず。
嗅げども匂わず、匂えども嗅げず、なここの
湯が大好きだ。たゆたう湯に身をまかせ、浴槽の
フチにカラダを横たえていると、本当に気を失って
しまった(笑)
夢うつつでトドの鳴き声が。
我に返るとロウヴァーなご婦人の団体が
高笑い。そうか( ̄□ ̄;)!!ここは混浴だった…
思えばこの日より
秘湯らしき秘湯に行ってない。臆すること
なく別天地を目指し、帰りの国道までの登り坂を
牽引されてまで湯に戯れる師、オビワンには随分と
水をあけられちまつた。くっそ。
くっそ。師、オビワンも
実際水をあけたぜケケッ、と思ってるに
違いないだけに無性に腹立たしいぜ。春に
なったら最期の川原湯温泉にでも行ってきて
神社の境内にある源泉で茹でた玉子でも
送りつけて差し上げようっと。
師と仰ぎこそすれ、尊びも敬いもしねえよ。オビ。
May the force be with you,Master.
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