ブレーキ
これといったキッカケは特に無く、徐々に身体が固まった。少し動かすだけで神経を刺激するような鋭い痛みが走る。
1~2週間は安静だな。
始動しかけていた大事な予定を全てキャンセル。
限りなくリセット。
その2週間前には、苦労してつかんだ乗車券を散々迷った上で辞退していた。苦労するプロセスでもずいぶん足を引っ張られた感がある。
辞退しなくても、この腰では辞退することは必然だったのだろう。
ブレーキを感じる。
ブレーキとはいえ、前向きなブレーキを。
ここはひとつ、その自動運転のブレーキ性能に甘えて身をまかせてみよう。よし、無抵抗。
…と、整骨院に向かう70になる母親の車の助手席で思った。
情けなくなんかないぞ。
困った時に頼るのも親孝行だ。
もうちょっとアクセルを踏んで欲しいところだけれど、我慢しよう。