帝王切開れぽ その1 | みゃあすけ隊長のぼやき毎日

帝王切開れぽ その1

前回の育児ブログから七ヶ月……何の音沙汰もないまま、出産してしまいました(笑

 

経腟>帝王切開の出産だったので、今回はTOLACする予定でしたが
なんと妊娠期間、ずっと不動の逆子だったので結局は帝王切開で出産となりました。
なんかこう……
「イタイィィィィ!! 生まれるゥゥゥゥウウ!!」ゲロー
みたいなシャウトをしてみたかったので、少々残念ではありましたが(←初回は何も叫ばずに終わった)
無事に(?)出産を終えたので、れぽを残しておこうと思います。すぐ忘れるからね!!
 

 

深夜に突然の破水

それは36週目の深夜0時。

36週の妊婦検診を受けた、その日の夜でした。

 

逆子により37週で帝王切開の予定を組んでいたため、お腹が張らないようにウテメリンを服用し、床につきました。

その日の検診で言われたのは、子宮頚管2センチくらい。NSTでの張りはありませんが、念のため薬を飲んで安静にしてください、という指示。

「まぁ2センチなら、まだ産まれないだろうな」

と余裕をぶっこき、ゴロゴロしていた時のこと。

 

お腹の張りもなく、突然液体が漏れてくる感覚が!

第一子の時も破水が先だった私は、すぐに破水と気づき

「ヤバイ!!」

と飛び起き、走ってトイレへ!

俗にいうチョロチョロ破水ではあるものの、逆子だからか1回の量が多く、ドボドボという感じでした。

検診から帰ってきた、その日だったため、何の心の準備もできておらず一家全員パニック!!!ガーン(笑

 

とりあえず荷物を持って、急遽病院に!!

 

 

逆子なおらず、緊急帝王切開が決定

夜間救急に入り、診察。

……やはり逆子はなおっておらず、破水もしているとのこと。

よりにもよって三連休初日の金曜日だったため、平日を待たずに今から帝王切開しましょう、となりました。

仕方なく了承しましたが、懸念事項が1つ。

 

なんとその時に診察してくれたのが、1年目のフレッシュなお医者さん。驚き

前回の帝王切開がわりと大変だったので、一抹の不安が……w

 

(ちな前回の帝王切開れぽ)

 

とはいえ、このくらいのタイミングで陣痛がはじまってしまいました。

初産を2時間で終わらしている私。

陣痛が始まった瞬間、もうピーク(草

 

激しい吐き気までしてきたので、色々考える余裕もなくなってきます。

 

部屋を出る際にもう1人お医者さんが合流。

なんとその方も、専攻1年目のフレッシュなお医者さんwww

 

ちなみに妊娠期間中、どちらの診察も受けたことあったのですが

1人は、切迫早産なのに「ま、内診はしなくても大丈夫でしょう」という先生で

もう1人は「これって計るのここで合ってますよね?」と助産師さんに確認しながら診察する先生でしたオエー

 

あっ、私、死ぬかもしれない

 

不安と恐怖で心が押し潰されそうになりながら

1年目Aと1年目Bに手術室に運ばれていきました。

 

 

初手・硬膜外麻酔

 

前回の双子出産の時は、手術室に10人くらいスタッフがいたのですが

今回は緊急だったからか、5人?4人?くらいしか居ない中でのスタートでした。

定期的に来る陣痛と、激しい吐き気で始まる前から満身創痍。

 

B「陣痛きつそうですね。麻酔急ぎますね」

 

激しい呼吸をする私に、優しく言ってくれる1年目B。
(なんだ……良い先生じゃないか……)
安心したのも束の間。
 
ブスッ
いっっっった!!!!(心の声
 
私の背中に、いきなり硬膜外麻酔の針を刺す1年目A!!!!!!!!!!
ちょっと待って!順番おかしくない!?ねえ!!
 
ブスブスッズブブブブ。。。
いっっっってぇよ!!!!!(心の声
 
硬膜外麻酔の針は太く、しかも長い?(感覚)ので
前回の手術時は、まず表面麻酔を何度か打ってからやったのですが、今回は1発目で硬膜外までぶっさされました。
緊急だから!?それとも、5年の間に表面麻酔は使わないことになったの!?
マジでキレたい5秒前でしたが、何回も失敗された前回と違って、今回は1発で決めてくれたので、黙って我慢しました。ネガティブ
 

 

ゲロに溺れてあの世が見える

 

麻酔が入ってすぐ、足がポカポカしてきて感覚がなくなりました。

いや

全身がポカポカしてきて感覚がなくなりました。

(死亡フラグ

 

B「麻酔が効いてるか確認しますねー」

 

下半身から順番に冷たいものを当ててくる1年目B。

 

B「ここは冷たいですか?」(腹部

私「いいえ」

B「じゃあ、ここは冷たいですか?」(胸部

私「いいえ」

B「えっ……本当に?じゃあここは?」(わきの下

私「何も感じないです」

B「あれっ!? じゃあ、これはどうです?」(二の腕

私「そこは冷たいです」

B「そうですか……麻酔が効きすぎてるのかなあ」

 

あわあわしだす1年目B。

前回は首まで麻酔が効いてしまったが、今回は脇のあたりまで効いてしまったらしい。

案の定、前回と同じく自力で呼吸ができなくなってくる。

そして同時に喉元に激しい吐き気が……!!

 

私「すいません!!もう吐きそうです!!!」

看護師「いいですよ!ここに!!」

 

身体の感覚がなく、微塵も我慢ができずにその場で激しく嘔吐。

看護師さんが素早くトレーを用意してくれましたが、何度か吐く内に嘔吐物が気管に入ってしまいました。

 

私「ぐっ……ヒッ ヒッ!」

 

むせてしまう状態になったのですが、わきの下まで感覚がないせいで、咳をすることができません。

 

B「大丈夫ですか?」

私「すみませ……むせて……息がッ……ゴボッ」

B「えーどうしよう……吸引かなぁ?」

 

かなぁ?って!!!!!

息ができない!!!!!!!

死ぬっ!!!死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ!!!!!!

 

B「うーん。酸素の値はまだ大丈夫なんで!深呼吸しましょう!」

 

深呼吸て!!!!!!

ゲロで溺れてるのに深呼吸て!!!!!!!

 

B「頑張ってください!みゃあすけさん!!」

 

お前は応援団かよ!!!!!!!!!!!!

 

かすむ視界。

あの世が見える。

 

別の女医さん「Bくん!意識レベル確認して!」

B「あっ……!血圧下がってるんで薬入れます!」

 

身体は動かず、息はできない。

なのに苦しいとも考えられなくなっていく。

ぼんやりとする意識の中で、「ああ、死ぬ時ってこんな感じなんだろうな」と思った。

 

B「みゃあすけさん!大丈夫ですよ!血圧を上げるお薬入れましたからね!」

 

いや、何も大丈夫じゃねーよ!!!!

 

いちいちツッコミどころ満載の1年目Bを前に、突然意識が戻るw

 

こんな所で死ぬわけにはいかない!

帰る!帰る!帰る!!家族の元に帰らなきゃ!!!

こんなギャグみたいな奴に殺されてたまるか!!

 

あの世に片足をつっこみながら、とにかく空気を身体に押し込んだ。

喉と鼻の力だけで、吸って、吸って、無理矢理吸って

すると詰まっていたゲロが上がってきて、少しずつ取れてきた。

 

直に呼吸が安定し、状態も安定したようだった。

 

A「そろそろ大丈夫そうですかね。始めますか」

 

それまで黙っていた1年目A(執刀医)が言った。

いや、今まで何してたんだよ。待ちくたびれたわーみたいに言うなしw

 

(続く