この度、自民党捕鯨議連の総会が開催されました。総会では、調査捕鯨が妨害活動により計画通り実施できていないことを受け、それに対する対応のあり方等が議題として上がりました。
 我が国は1951年、国際捕鯨委員会(IWC)に加盟し、その枠組みに従って活動をしています。特に1982年、商業捕鯨が禁止されて以降は、国際捕鯨取締条約に基づき、南極付近及び日本近海で調査捕鯨を実施しています。
 批判を含め国内外において様々な議論がありますが、ここで留意すべきは、①日本は国際的な取り決めに基づいて活動している点、②南極付近における捕鯨活動に関する議論の行方は、南極条約に基づいた調査・研究活動にも影響が波及する可能性がある点です。
 これから、国際司法裁判所において南極での捕鯨に関する司法判断が下される予定であり、また、IWCの総会も控えています。「鯨は海から得られる貴重な資源かつ重要な食文化遺産」という視点から、「捕鯨」に対する国民運動を盛り上げていきましょう。