アルピニストの野口健さんと沖縄に遺骨回収に行ってきた。
真っ暗な壕の中で、崩落した土や石をピッケルで少しづつ崩しながら埋もれた遺骨を探し出す。
今回の壕は、野戦病院後で薬の瓶や医療器具なども出てきた。
回収できた遺骨は二本だけと少なかったが、少しでも成果が出てよかった。
大東亜戦争で亡くなった戦没者は、軍人軍属だけで210万人。しかし、未だ野ざらしになっている遺骨が日本でも海外でも多くある。厚生労働省が遺骨収集をするのは限界がある。戦争資料などを丹念にあたる必要があるし、海外の政府や行政とも交渉をしなければ成らないからだ。
「祖国の土で眠りたい」という英霊の思いに応えるためにも、遺骨回収の事業に力を注ぎたい。