「スパイ疑惑」と大きく報道された中国大使館一等書記官であるが、そもそも、外務省職員とは公的な情報収集活動員であることを忘れてはいまいか?英元首相チャーチル曰く、「永遠の敵国も永遠の同盟国も存在しない、ただ国益のみが永遠である」それぞれの国益を最大限にするためにしのぎを削る国際社会の常識を直視すべきだ。また、政治家に秘密を守る義務が存在しないのは、法的欠陥と言わざるを得ない。スパイ防止法の制定が急務であるが、「言論の自由や人権侵害につながる」と反発したのはマスメディアではなかったか?新聞メディアは、かつて自民党が提唱したスパイ防止法のレビューを、国民に知らしめる責務を果たすべきではないか。