愛知県知事選、名古屋市長選で、「地域政党」なるものが、「既存政党をぶっ壊す!」の合言葉で勝利しました。

皆様はどのように眺めていますか?

私は日本政治の崩壊の足音を感じた気がいたしました。

完全なるポピュリズム時代の到来…。

政党政治を否定するということは、「近代政治そのもの」を否定するということです。

政党とは、

共通の政治的主義主張(ポリシー)をもつ者によって組織され、一定の政治的利益や政策の実現のために活動し、政権獲得をめざす集団

です。

同じ方向性のポリシーを持ち、政党に活動をしている既存政党を否定するのであれば、それ相応の政治的主義主張を展開すべきではないでしょうか?

商業主義のテレビメディアを利用し、世論受けのする公約(減税など最たるもの)を掲げ、財源確保の具体的方法も示さないようなやりかたを、「ポピュリズム」と言わずして何と言いましょう?

しかし、この政治腐敗の流れを作り出したのは、他ならぬ民主党です。

本日の朝日新聞朝刊記事によれば、民主党岡田幹事長は

「この選挙は『パントサーカス』だ」と街頭演説で批判…。ガーン

また、仙谷代表代行は、

「独裁的なやりかたはヒトラーやナチスの手法だ」と酷評…。ガーン

「自らを省みずに、よくもまぁそんなことを言えたものですね」と開いた口もふさがりません。
お二人がおっしゃることを、そのまま有言実行してきたのが民主党政権じゃないですか?



先日、とある会合で支援者の方から、こんなご意見を頂きました。

「宇都君も、どんどんテレビやメディアに出て、まずは顔を売らなきゃ!政治理念や政策よりも、まずは知名度だよ!」


確かに、おっしゃることに一理あるのですが、

私はあくまで、国民の正しい選択眼を信じ、「熱伝導」を持って自らの信念を訴え、愚直に「政の正道を一歩ずつ踏む」ことを曲げずに参ります。


例えそれが遠回りであるとしても、その道を踏み外さないことが政治家の矜持である信じるのです。