国際社会の問題を考えるときに、よく「外交力」って言葉を使いますよね。

でも。私たちは漠然と外交力という、力が存在するのだって思っていませんでしょうか?

確かに外交交渉のための人脈や駆け引きする手腕といった技術力というのはありますよね。しかし、それは国家の「外交交渉能力」という意味であって、広い意味での使われている「外交力」とは、少し違う気がします。

では外交力って何でしょう?


私は、「外交交渉に使えるカードの総和が、一国家の外交力である」と考えます。

一般的に、国家が持ちうる外交カードとしては、次の三つが考えられます。

それは、情報力、経済力、軍事力です。

「軍事的議論の前に、まずは外交でもって…」こんなことを言う政党は全く外交を理解していないんですよドクロ


ところが、日本が持っているのは、この内、経済力というカードだけです。
「スパイ防止法」もないような情報天国の我が国に、「情報力」なんてあるはずもありません。

また、戦後65年間、平和憲法の名のもとに自衛隊を軍隊と明確にできないんですから、「軍事力」だって疑わしいものです。

しかも、中国に対して考えれば、経済すら追い抜かれ、まさに「打つ手なし…」といったとこでしょうか…。ショック!
(ODAってどうなったんだろう?今度調べてブログupしますグッド!)


だからこそ、この尖閣問題は「外交の失敗」なんて簡単なものではなく、非常に根の深い問題なのです。

安倍元総理の時に実現できなかった日本版NSC(国家安全保障会議)も作らなきゃいけないし、やっぱり自主憲法を制定して、自国を護るための国軍をもつという「独立国家としてのあるべき姿」にしなくちゃいけないのです。



ちなみに、情報力についてメモしておきます。ので、ご参考にグッド!


※情報力について 
 アメリカが世界に対して冠たる地位を占めているのは、世界一の軍事力を持つからだけではありません。実は圧倒的な質の高い情報量なのです。皆さん「エシェロン」って聞いたことありますか?
アメリカと中心とした情報組織の名称です。参加国は、アメリカ合衆国、英国、カナダ、オーストラリア、ニュージーランドのアングロサクソン国家。元は英米同盟(UKUSA、ウクサ。United Kingdom & United States of America)の間で締結された通信情報に関する秘密協定に始まり、世界中のありとあらゆる電波を傍受しながら情報的優位を確保しています。
日本にも青森県三沢基地や、沖縄県那覇基地に通称「像のオリ」と呼ばれるアンテナ施設がありますよね。あのアンテナで、様々な電波を収集分析しているのです。一説では、一般の携帯電話の会話内容も採られているとか!?叫び