最近の中国の経済成長や、それに伴う軍事費の急速な伸び率。そして南西諸島沖での中国海軍の無頼な振る舞いや、中国政府の強硬な姿勢に対して、私たちは無意識のうちに「中国脅威論」を頭の中で膨張させているのではないでしょうか!?

一国が海軍を持って、それを訓練し、一流と言われるように習熟するまでには、100年以上の月日を要するともいわれています。
日本が敗戦したとき、連合国の海軍軍人の間には
「こんなにも訓練された日本の海軍を解体するのは、世界の海軍にとっても損失だ」
というような意見が多かったというような話を聞いたことがあります。

そこで、調べてみれば、中国人民解放軍海軍の創立は、1949年のこと。
生まれてからたった、61年しか立っていないなんて、「お子様海軍ヒヨコじゃないですか!?

我が国の海軍の歴史は、1872年に遡ります。なんと、約128年の伝統と歴史ある海軍なのです。しかも、その間、日露戦争と大東亜戦争という大きな海戦を二度も経験したまさに、「経験豊富な大人の海軍しし座なのですグッド!

中東のアデン湾には、海賊対策のために世界の海軍が集まっています。
日本を始め、韓国、マレーシア、シンガポール、イラン、アメリカ、ロシア、インド、オーストラリア、フランス、ドイツ・・・そして、件の中国人民解放軍海軍もシラー

海軍軍人の間には、共に海を仕事場にする者同志として、国家の枠を超えた「海の男の絆波があると聞いたことがあります。ですから、各国の海軍の間では、頻繁に交流が持たれています。

しかし、他の海軍が交流が盛んなのに対して、中国海軍はなかなか輪に入ってこようとしないそうです。しかし、世界の海軍の中にも、ルールや常識、慣習などがあり、共に海賊対策を行う仲間として協調性を持って貰う必要があります。そこで現地では、海上自衛隊が中国海軍をできるだけ表に引っ張り出し、海軍としての国際ルールや慣習を理解してもらうための交流に努力をしているというのです。

さすが、日本の海上自衛隊、エライ!!

生まれたばかりの経験の浅い海軍なだけに、ルールや慣習を知らずして無頼を働いているのだとすれば、いちいちメクジラを立てるのも大人気ないというもの。ここは一つ、海洋国家として大先輩である日本の器量を見せてやろうじゃありませんか!!

ヤンチャな中国海軍を、「秩序とルールを守れる大人の海軍」に善導するのも大きな意味での外交手腕ですから。

あ、でも政治の世界での妥協は許されませんよ!!それとこれとは、別の話です。解ってますよね、前原大臣べーっだ!