昨夜は帯広で一泊しました。今日は早朝から帯広市内での辻立ちです。朝早くにもかかわらず、大勢の支援者が駆けつけてくださいました。知名度はありませんが、着実に支援して下さる方の広がりを感じ、有難く思います。皆さん本当にありがとうございました。
$ことら大尉のハート録!

昼は上富良野にて、支援団体の長との昼食懇談会でした。帯広は曇りでしたが、上富良野は清々しいまでの初夏の青空で、十勝山脈が美しく見えました。
会合には町長もご参加いただいておりました。上富良野は駐屯地と共に発展してきた町です。自衛隊員と家族で、町の人口の3分の1を占める、まさに自衛隊の町とも言えるでしょう。北海道にはこのような市町村は少なくありません。よって、自衛隊員の数が減るということは、町にとって死活問題にもなります。
$ことら大尉のハート録!

前回の事業仕分けにより、自衛隊の定数3500人の減数が言い渡されました。しかし、そこに軍事的妥当性や考察は見当たりませんでした。政権交代のために掲げたマニュフェストを実行するため、その不足分の財源として国家公務員の人件費を削減したいというのが本音でしょう。
鳩山前首相は、防衛大学校の卒業式の訓示において「現在、冷戦期に想定されていた大規模着上陸作戦が起きることは基本的にない。」と言われましたが、安全保障の世界に「絶対ない!」というのはありません。「1%に満たない可能性でも、もし起きた時はどうするか」を常に考えて戦略的に動くのが安全保障の基本です。

自衛隊の人員と防衛予算をこれ以上減額すれば、我が国は守っていけません。もともとが、「自衛のための必要最小限の戦力」であったはず。増やすことはあっても、減らすことはできないミニマムの数量であることを、もっと政治家に理解してもらいたいのです。

「もし自分が指揮官だったら?」と我が事のように捉えて考えてみてほしいのです。

「本当にこれで十分だと言えるのか?」
「いざという時に、本当に国を守れるのか?」
と。