ブログを通じて、現役防大生の後輩からメールを貰いました。
学生時代から、政治に関心高いなんて、本当に立派です。
私の学生時代なんて…学生当時の私を知っている同期は、今頃「あいつが国会議員を目指すなんてな~にひひ」なんて笑われていないか心配です。

ということで、本日は埼玉・東京における集会を終え、夕方から後輩と会うために横須賀まで来ました。
せっかくなので、同期夫妻と後輩夫妻も呼んで、ちょっとしたミニ集会です。

現役の防大生と話すのは本当に久しぶり。しかし、とてもしっかりした後輩で、物の考え方や話しぶりに「最近の学生はレベルが高いな~目」と感心してしました。それもそのはず、その後輩は一度は別の大学に入学していたのですが、「どうしても防大生になって紺の詰襟制服を着たい!!」と願って、もう一度受け直して入学したそうです。

少しお酒も飲みながら(もちろん、20歳は超えています)、後輩の最近の防大事情などを拝聴していたのですが…我が母校の惨憺たる状況に唖然としてしまいました。ガーン
それは、「後輩を守り、育てる」という文化が消滅しているということです。確かに我々の時でも、圧迫的な指導はありました。しかし、それは後輩のためを思えばこその厳しさであり、対番学生や部屋っ子などは、時にかばったり、飯を食わせたりしながら可愛がったものです。
しかし驚いたのは、最近の防大では、「解雇ビックリマークというイジメが常態化しているということでした。

対番系列から外したり、部屋員から外したりと、人格を無視するようなシカトをするというのです。先輩の私は怒り心頭ですプンプンDASH!「いったい指導官は何をやっているんだ!」と叫んでしまいました。しかし、指導官の目が行き届かない場所や時間帯もあり、すべてを指導官のせいにするのも酷なことです。
問題なのは、彼らが卒業してから自衛隊の部隊に行ったときに後悔するでしょう。後輩を育てることの出来ないような、そんな人心のわからない指揮官には、部下は絶対についてきません。学校を卒業した後、部下を指導しながら教育し、場合によっては自分の父親程年の差もある部下達の命を預かって、任務を遂行する指揮官となるのだ、という使命感を教えてもらっていないことが最大の原因なのではないかと感じました。(その後輩は立派な子でしたよ。)

防衛大学校は、普通の大学とは違います。軍学校であり、士官学校なのです。防衛大学校の長である学校長がその辺りのことを強く認識し、幹部自衛官(軍人)としての資質と教養と人徳を身につけるための教育をすることを強く望みます。現学校長は、田母神空将の発言に対しても批判的とのこと…現学校長は知識人かもしれません。人格的にも立派な方でしょう。しかし、事に及んで危険を顧みずに任務にあたった経験などなく、ましてや指揮官として部下を扱った経験すらないのです。「やはり軍の士官学校である防衛大学校には、制服出身の学校長が望ましいのではないか。」と思います。

資源の無い我が国にとって、「人財」こそが唯一の資源であり国家の財産です。教育の荒廃は、もはや我が栄光の小原台にまで及んでいます。
眼を覚ませ!若き防人達!日本の危機を救うため、使命感を持って時間を惜しんで己を切磋練磨せよ!