竹島の日の22日、松江市で恒例の記念式典が行われる。島根県が「竹島の日」条例を定めてから5年たつが、今年も政府関係者の出席予定はない。残念である。この日は、明治38(1905)年、竹島を島根県の所管とする政府の閣議決定に基づく同県告示が出された日だ。歴史的にも法的にも明らかに日本固有の領土でありながら、戦後、独立した韓国の李承晩政権が昭和27(1952)年、竹島(韓国名・独島)を韓国領とする「李ライン」を一方的に設定した。それ以降、韓国が不法占拠を続けている。領土問題は島根県だけで解決できる問題ではない。国が先頭に立って取り組むべき課題だ。同県によれば、毎年、外相と農水相に招待状を出しているが、一度も出席していないという。大臣の出席が難しいのなら、副大臣か政務官が出席すべきではないか。(産経ニュース引用)


領土問題は、実効支配されてから、どんなに外交交渉で努力しても、そう簡単に返還されるものではないことは歴史が証明しています。しかし、それにしても政府一丸となって取り組む姿勢のなんと低いことでしょうか。「韓国を刺激するから」という理由でアクションを起こさないようですが、おかげで国内は完全に萎えてしまい、国防問題が国民の関心事から徐々に薄れつつある現状を危機と捉えていないのでしょうか?

教育においても同様です。福田政権において、高校の学習指導要領解説から「我が国固有の領土」という領有権の明記が消え、鳩山政権によって、中学の学習指導要領解説から「竹島」の文字も消えました。一方、韓国では、防衛白書の表紙に竹島が写っている写真を表示し、国防意識の高揚を図っています。
$ことら大尉のハート録!

竹島領有権の問題は、地元漁師にとっては深刻な問題となっています。平成10(1998)年に、日韓漁業協定が締結され、暫定水域の設定とともに、双方が操業を行えるようなルールづくりが決められたのですが、それ以降、韓国側はルール無視の一方的な締め出しを行い、日本側の漁師は、暫定水域において操業させてもらえません。しかも、竹島周辺は優良な蟹かに座の漁場であり、韓国船によって水揚された韓国産の蟹を輸入して、我々日本人は喜んでそれを食べているのです。ドクロこれってどう考えても、おかしな話ですよね?

どんなに平和な時代でも、人間に欲望がある以上、必ず揉め事や衝突は起こります。話し合いで解決できる相手ばかりならば良いのですが、国際社会は互いに国益を賭けての戦いメラメラなのです。日本が独立国家として、毅然とした対応を示すためにも、憲法において自衛隊を正規の軍隊であると位置づけ、国家の主権を守らねばなりません!!