また、朝から不愉快なニュースが飛び込んできました。

陸上自衛隊 第6師団第44普通科連隊長:中澤1等陸佐が、宮城県の陸自王城寺原演習場で行われた、米陸軍との共同訓練の開始式訓示にて、「同盟というものは 『信頼してくれ』などという言葉だけで維持されるものではない」と発言したことに対して、現役自衛官の「首相批判」であり、シビリアンコントロールの逸脱では?と物議をかもしているという。

本当に馬鹿馬鹿しい!!
皆さん、本当にこんな政府に国家を任せてもいいのですか?こんなものファッショ以外の何物でもないではないですか!!

そもそも、シビリアンコントロール(文民統制)とは、政府の文民が軍隊の最高指揮官となり、職業軍人の集団である軍隊を指揮することで軍事力の暴走を抑制するという近代国家の原則のことです。

ここでいう文民とは、国民に選出された国会議員のことであり、我が国おいては自衛隊の最高指揮官は内閣総理大臣であることから、シビリアンコントロールは既に確立されているのです!間違っても、官僚(内局)はシビリアンではない!現職自衛官が政治に対する発言を自由にしてはならないというのがシビリアンコントロールだというのは全くの勘違いで、それはシビリアンコントロールの本質を全く理解していない。好き勝手な発言を許せば、自衛隊が暴走すると思っているのでしょうか?命がけで任務を遂行している部下を信頼せず、しかも批判や進言は受け付けない?これって、パワーハラスメントではないですか?

「Trust me.」といった翌日に、信じられない発言をする。そんな言行不一致で責任感の希薄な最高指揮官を持った仲間達が不憫でなりません。

現場で経験を積んだ防衛のプロである自衛官が、自由にかつ、積極的に上司に進言ができ、内局(背広組)と自衛官(制服組)が垣根なく一致団結して、真に国家防衛に汗を流せるような防衛省改革を実現させなければなりません。