昨日鹿児島を発ったのは1945発の飛行機でした。羽田空港につくや電車に飛び乗って一路山梨を目指しました。甲府駅に付いたのは夜中の0時40分ガーン
わざわざ強行軍をしてまで前日入りした訳は、翌日の行動時間を長く取りたかったのもありますが、どうしても同志宮川さんの早朝駅立ちに参加したかったからでした。彼女は、数週間前から雨の日も風の日も毎日欠かすこと無く、甲府駅南口に立っているのです。

私は、「駅立ち」なるものに意義を見出していませんでした。松下政経塾の選挙実習でもやりましたが、これが本当に政治を目指す候補者がすべきことなんだろうか?という疑問が常にありました。つまり、「頑張ってます」というのを伝えたいだけのパフォーマンス的要素が強く感じられ、本当に良い政治家になりたいのであれば、その時間を新聞を読んで情報収集をしたり、書籍や資料などを読んで勉強したりした方が、よほど国家国民のためになるのではないかと考えるからでした。「その辺りの考えは宮川さんも同じはずなのに、何故彼女は駅立ちを始めたのだろう?」というのが、彼女の駅立ちに参加したかった最大の理由でした。宮川さんのことだから、周りに言われたからとか、取り敢えずこれまでの候補者のやることを踏襲するとかいう根拠では、決して行っていないはず。
必ず何か私に見えていないものを見ているような気がしたのです。

当日の甲府駅はマイナス2℃。底冷えするとは正にこのことで、足の方から寒さがはいあがってくるようでした。

駅前にて宮川さんと合流。早速ご挨拶の開始です。
「おはようございます」「行ってらっしゃいませ」と笑顔で元気よく挨拶をします。
朝の通勤客はみな足早に下を向き、話しかけても完全に無視していく方が殆どです。
しかし、中には「宮川さん頑張ってるね、応援するよ」と近寄ってくる人や、笑顔で「おはようございます」と返してくださる人、あるいはシャイに会釈だけを返してくださる方がいます。数日前は、「お前の声で朝から挨拶されると気分が悪い!」とご指導を頂いたこともあったとか。

しかし、どんな対応でも、満開の笑顔で「おはようございます。いってらっしゃいませ」と語りかける宮川さんの姿に、私は二つのことを学ばせてもらいました。
一つは、駅立ちをして不特定多数の方々に街頭で挨拶することで、直に有権者の反応を受け止めることができるということ。もう一つは、相手が笑顔になる、あるいは少なくとも好意的リアクションを示してくれたとき、自分の笑顔と元気が相手の心に伝わったなという実感を得る事ができるのです。

私は大きく反省をしました。政治を頭で考え机上で行おうとしていたような気がします。何も難しいことをしなくても、これから一日を頑張ろうとする国民の皆様に、「今日も一日頑張りましょうね」と愛情を込めて、心に火を灯すあるいは、温もりを伝えること。それこそ、政治家が忘れてはならない原点なのではないでしょうか?

私が尊敬してやまない安岡正篤先生もお気にいられて良く引用されていた言葉
「一燈照隅 万燈照国」 
の意味を、最も信頼する同志:宮川典子女史に教えて頂いた気が致します。

3年間の政経塾期間、「山梨から日本を立ち直らせる!教育で日本を立て直す!」と言い続けた彼女。
山梨県の皆様も応援してあげてくださいね。30才と史上最年少ですが、中身は本当にしっかりしてて、素晴らしい人格者です!$ことら大尉のハート録!